美しく健やかな肌、「お肌はこころの鏡」といわれるように、ストレスが『肌』にもたらす影響には誰もが思い当たることがあるのではないでしょうか。
また、日々の適切な食事で取り込まれた栄養素が健康な身体、そして『肌』をつくることは誰もが疑う余地のないことです。
健康な美しい『肌』は、このように全身の器官、とくに重要な『脳』『腸』と相互に影響し合いながら「恒常性=ホメオスタシス」を発揮することで保たれ続けているのです。
全身に指令を与える脳は勿論、腸は「第2の脳」、肌は「第3の脳」とも呼ばれ、これらはお互いに情報を交換し合いながら全体の調和を維持しているのです。
まずは、この相関関係を知るために、分かりやすく「脳と腸」「脳と肌」「腸と肌」のそれぞれの相関に沿って見ていきましょう。
「脳腸相関」 ―脳と腸の深い関係―
美味しいものを食べて、幸福感を感じたことがありませんか?
脳と腸は、内分泌系を始めとした複数の経路を介して特に密接にリンクしており、脳から腸だけでなく、腸から脳へも、双方向へシグナルが送られています。
例えば、お腹一杯だけど甘い物を見ると食欲が湧いてきた、これは脳から腸へのシグナルです。
逆に好きなものを食べて幸せになったり、スナック菓子がついつい止まらない、これは腸から脳へのシグナルのためと言われます。
そのため全身の器官に良い指令を与え続け、健全な状態を保ち続けるためには、脳だけでなく腸も良い環境に保つことが大切なのです。
更に全身のホメオスタシスに特に重要な『脳』と『腸』、この2つの臓器の両方に強く影響を与えるのが実は『お肌』です。
「脳肌相関」 ―脳と皮膚との深い関係―
大切な人に触れたりハグすることで、安心感を得た経験があるのではないでしょうか。
またその逆に、精神にストレスを感じたことで、肌トラブルが起きたことはありませんか?
脳とお肌は、主に自律神経系を介して繋がっていると言われていますが、ここで特に注目したいのが『オキシトシン』と呼ばれる幸せホルモンです。
ストレスを癒して幸福感を感じさせてくれるオキシトシン、お肌の幹細胞を活発にさせることで美肌にも影響しています。
更に近年の研究により『お肌への快適な刺激』によってこのオキシトシンの分泌が促進されるということが分かりました。
ハグによって安心感を得るというメカニズムはこちらなのですが、絹美容によるお肌へのアプローチは美肌だけでなくストレス解消や免疫力向上にも繋がるというわけですね。
リラックス感や安心を感じる幸せな生活のためには、特に注目したい相関関係です。
「腸肌相関」 ―腸と皮膚との深い関係―
便秘などによって身体に老廃物が溜まっている時、お肌のくすみや出来物が特に気になりますね。
腸と肌は、いわば身体の裏と表の関係。表裏一体の両者は主に常在菌を介した相関関係を持ちます。
腸内の常在菌が身体の免疫力を生み出しているということは広く知られてきましたが、その環境は常在菌ネットワークで繋がったお肌の状態に大きく左右されます。
つまりお肌へのアプローチで常在菌をしっかりと育てることで、腸内常在菌バランスも整い、免疫力の向上や適切な吸収・排泄に繋がるのです。
更に幸せホルモンの1つ『セロトニン』は腸から生み出されるので、常在菌バランスはストレス軽減や自律神経の整調にも大きく寄与しています。
常在菌バリアで美しく健やかなお肌と、正しく常在菌が働くトラブル知らずの元気な腸、これらはどちらか一方だけではなく、決して切り離せない関係にあります。
健康的で美しい生活を送るために「脳腸肌相関」
体外環境が変化しても揺らぎのない健康と美を保つために必要な全身のホメオスタシス、これは『自律神経』『内分泌』『免疫』という3つのバランスにより成り立っています。
そのためこれらの経路を介して密接にシグナルを送り合う『脳』『腸』『肌』、この3つの調和が特に大切となるのです。
『脳』と『腸』は美しい『お肌』のために不可欠であり、『お肌』への正しいアプローチは『脳』『腸』を介して全身の正常なホメオスタシスに影響する…健康的で美しい生活を送るためにはこの『脳腸肌相関』に答えがありそうです。
mayunowaでは『脳腸肌相関』にしっかりと根差し、化粧品の開発と施術技術の組み立てをおこなっています。
是非、『脳腸肌相関』を深める旅をご一緒しませんか?!